さん吉ブログ
さんきを興した理由
7月10日
以前私の故郷室生村には個人さんの
家回りの仕事ばかりを請負うKさんがいました
kさんは私が子供のころから
近所の困り事を一手に引き受け
奥さんと二人で石垣を積んだり
土間コンを打ったり
あるいは伐採をしたり
あらゆる事をしていました
何かがあると kさん kさんと
ほとんどの仕事はkさんが請負います
それが当たり前でした
私がこの仕事を始めた
20代の若いころ
忙しくて人手が足りないkさんの
仕事をたまに手伝いに行ったりしました
次から次へと依頼があったように思います
それを初老のKさんは飄々とこなして
行くのでした
猟師でもあったkさんは
冬になると猪狩に行くので
仕事はシーズンオフです
夏には鮎釣りに行きます
とても自由な方でした
時は流れkさんも遠い昔に亡くなり
私もそれなりの年齢になりました
年相応に様々な経験をし
どうにかこの業界で生きている
そんな時近所のお家で
他府県ナンバーの業者が
納屋の解体やら外構工事をしている
姿が目に映りました
近所でしたので
嫌でも仕事ぶりが目に入ります
仕事ぶりに覇気がなく
モチベーションが低い
まったく作業の進む様子がないのです
お家の方は結構なご老人です
高い工事費を吹っ掛けられている事は
安易に想像できました
他にも、そのような場面を何度か拝見しまして
そのたびに胸がざわざわするのです
何とも言えないもどかしさがありました
実は「さんき」の形は10年前から思い描いて
いたものです けれど長く公共土木を主体としてきた
私にとってそれはなかなか思い切れないものでした
しかし上記のような出来事が私の背中を押したように
思います
kさんのように 地元の皆さんに愛される
それでいて自分自身も満足を得られるであろう
お助け業者になろうと決意したのです
まだまだお助け業者だけで食べさせてもらえるほどの
実績はありません
けれど少しづつでいいので 皆様から
お声がかかるよう がんばっていきたいのです
在りし日のkさんのように
貴方の困り事がさんきの仕事です
お気軽にお声がけください
2018/07/10